Example: hòa vs. hoà (both correct)
この記事にベトナム語の音節(syllable)における声調付けの位置について述べる。
例えば、hòaとhoàはどちらも正しく、どれを使うのは個人の好みである。
ベトナム語の音節における声調付けの位置のルール
ルール1:声調は母音にのみふられる。子音にふられない。
ルール2:母音が一つのみある場合、その母音にふる。
例:tá, hạt, cản, hỗn, hỏng, tầm
ルール3:音節が子音で終わる、かつ母音が二つある場合、声調を最後の母音にふる。
例:hoàng, huỳnh, khuếch, trưởng, oách, uýnh
ルール4:音節が子音で終わる、かつ母音が三つある場合、声調を真ん中の母音にふる。
例:khuỷu, ngoằn ngoèo, khuấy
ルール5:音節が二つの母音で終わる場合
この場合は声調をどちらの音節にふることも可能であるが、個人の好みで二つの流儀にわける。
①最初の母音に声調をふる(いわゆるベトナム語の旧声調付け)
òa, óa, ỏa, õa, ọa
òe, óe, ỏe, õe, ọe
ùy, úy, ủy, ũy, ụy
②最後の母音に声調をふる(いわゆるベトナム語の新声調付け)
oà, oá, oả, oã, oạ
oè, oé, oẻ, oẽ, oẹ
uỳ, uý, uỷ, uỹ, uỵ
筆者は①ベトナム語の旧声調付けを好む。理由はきれいに見えるからである。
しかし②ベトナム語の新声調付けを好む人も相当いる。理由は、例えばhoạをhoạtにするなら単に「t」を追加すれば良いからである。
これはVNIという入力方法を使う人に好まれるだろう。VNIを使うと、ベトナム語の文字を一つひとつ入力して、h→o→ạ→tという順になるのだ。
しかし、TELEX等の入力方法を使うと、すべて必要な文字を入力してから変換する。例えばhoatj + 変換(スペース) = hoạt。
このため、TELEXの入力方法を使う場合、声調は自動的に付けられるからどちらかの母音に声調をふることを意識しなくても良い。
ところで、私はGõ Tiếng Việt(Vietnamese Typing)というソフトウェアを使っているが、どちらの母音に声調を付けるかの設定がある。
「Đặt dấu thanh oà, uý (thay vì òa, úy)」のチェックボックスにチェックを入れると、hoá, tuỳなどのように最後の母音に声調を付けられる。Unikeyなどのベトナム語入力ソフトウェアはすべて同じ機能があるはずだ。
hòa→hoà:https://my.meonn.com/henkan.php?m=tonepos2
めおんベトナム語翻訳では指定がない限り、①最初の母音に声調をふるベトナム語の旧声調付けを採用する。
ベトナム語声調付けの位置を変換するツール
hoà→hòa:https://my.meonn.com/henkan.php?m=tonepos1hòa→hoà:https://my.meonn.com/henkan.php?m=tonepos2
めおんベトナム語翻訳では指定がない限り、①最初の母音に声調をふるベトナム語の旧声調付けを採用する。
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